井陉炭鉱万人坑 河北省石家庄市井陉鉱区. 井陉鉱区は石炭資源が豊富で古くから採掘されていたが、1937年10月に日本が占領し石炭資源の略奪を始める。そして、石炭採掘の過酷な強制労働により8年間で4万6000人の中国人労工が死亡し、南大溝・新井など6カ所の主要な万人坑が残された。そのうち南大溝では、1971年に万人坑を発掘して犠牲者の遺骨を収集し、墓苑と記念館(資料館)を作り犠牲者を追悼している。1997年に記念館(資料館)は新しく建て直され、愛国教育基地として井陉炭鉱の惨劇を伝えている。 写真:2013年9月29日撮影 . |
|
井陉鉱区万人坑記念館:外観(入口) 1997年に建て直された新しい巨大な井陉鉱区万人坑記念館の入口部分。井陉鉱区の市街地にある公園の中に設置されている。 |
井陉鉱区万人坑記念館:最初の展示室 井陉炭鉱万人坑から掘り出された膨大な数の犠牲者の遺骨(頭蓋骨)の写真が来館者をまず迎える。万人坑で収集された遺骨は墓苑に安置されたが、一部は記念館内に移され、井陉炭鉱万人坑を復現している。 |
井陉鉱区万人坑記念館:館内の展示例 井陉鉱区万人坑記念館には広い展示室が幾つもあり、遺品や写真や解説など膨大な資料が展示されている。 | 井陉炭鉱万人坑発掘現場の写真 遺骨の状況など万人坑のようすは詳しく記録されている。記念館内には、万人坑現地の遺骨の状況を示すこのような写真が多数展示されている。 |
井陉炭鉱万人坑の復元「展示」 井陉炭鉱万人坑の現場を忠実に再現(復元)する「展示」。万人坑の現場から収集された遺骨を記念館内に移し、写真記録などを参照し元通りに配置している。 | 井陉炭鉱万人坑で収集された遺骨 幅記念館内の井陉炭鉱万人坑復元「展示」の奥に、万人坑で収集された膨大な遺骨の一部が、正面がガラス張りにされた「部屋」に保管されている。ガラス張り部の高さは4〜5メートル。 |
石炭収集施設 潘井陉炭鉱では地下183メートルまで採炭した。そのような地中深くから石炭を地上に引き上げるため、蒸気動力を用いるエレベーターが設置された。その設備が現存している。左側の櫓(やぐら)は、石炭を地上に引き上げるエレベーター。高さ20メートル以上ある右側の塔が、ボイラーと水タンクと煙突を内蔵する蒸気発生搭。蒸気発生搭は、労工を見張る監視塔としても利用された。 | 聶栄臻副司令と栫美穂子さんの写真 井陉は、聶栄臻副司令と栫美穂子さんの「物語」の地でもある。井陉鉱区万人坑記念館にも、栫美穂子さんに関わる写真や資料が数多く展示されている。 |
井陉鉱区万人坑記念館の田宏生館長 幼い美穂子さんを守ってくれた聶栄臻将軍に栫美穂子さんが面会し、感謝の気持ちを伝えているようすを、展示写真を指しながら田宏生館長が説明してくれる。 | 聶栄臻副司令と栫美穂子さんの像 井陉鉱区万人坑記念館の敷地に隣接する位置に、聶栄臻副司令と栫美穂子さんの像が設置されている。その左奥にあるのは「美穂子救出記念碑」。2003年10月1日に62年振りに井陉を訪れた栫さんの、聶栄臻将軍と中国に対する感謝の言葉が日本語で刻まれている。 |
井陉炭鉱の坑口で運搬台車を押す労工 【李秉剛教授(北京)提供写真】.
| 井陉炭鉱の日本人監督者 【李秉剛教授(北京)提供写真】.
|
死亡した労工が裸で引きずり出される 【李秉剛教授(北京)提供写真】.
| 労工の死体を運ぶ棺桶が準備され、積み上げられている。 【李秉剛教授(北京)提供写真】.
|
万人坑:生き埋めにされた労工の遺骨 【李秉剛教授(北京)提供写真】.
| 万人坑:少年工(童工)の遺骨 【李秉剛教授(北京)提供写真】.
|
「 満 州 国 」 の 万 人 坑 内蒙古自治区 ハイラル要塞万人坑 黒龍江省 鶴崗炭鉱万人坑 鶏西炭鉱万人坑 東寧要塞万人坑 吉林省 豊満ダム万人坑 遼源炭鉱万人坑 石人血泪山万人坑 遼寧省 北票炭鉱万人坑 阜新炭鉱万人坑 本渓炭鉱鉄鉱万人坑 弓長嶺鉄鉱万人坑 大石橋マグネサイト鉱山万人坑 大石橋マグネサイト鉱山万人坑(2) 金州龍王廟万人坑 新賓北山万人坑 撫順炭鉱万人坑 旅順万忠墓 阜新炭鉱万人坑(2) 北票炭鉱万人坑(2) 平頂山惨案 河北省(旧熱河省) 承徳水泉溝万人坑 華 北 の 万 人 坑 河北省 宣化龍煙鉄鉱万人坑 潘家峪惨案 石家庄強制収容所 井陉炭鉱万人坑 山西省 大同炭鉱万人坑 大同炭鉱万人坑(2) 天津市 塘沽強制収容所 華 中 ・ 華 東 の 万 人 坑 安徽省 淮南炭鉱万人坑 江蘇省南京市 南京江東門万人坑 南京上新河万人坑 南京普徳寺万人坑 南京東郊合葬地 上海市 銭家草惨案 華 南 の 万 人 坑 湖南省 廠窖惨案(廠窖大虐殺) 海南省 八所港万人坑 石碌鉄鉱万人坑 田独鉱山万人坑 陵水后石村万人坑 南丁(朝鮮村)千人坑 月塘村「三・二一惨案」 北岸郷「五百人碑」 付 録 : 朝 鮮 を 知 る 旅 朝鮮の人たちの日常 2014年 付 録 : 日中友好新聞連載記事 中国本土に現存する万人坑と強制労働現場を訪ねる 注意:無断引用・転載はお断りします。引用・転載などを希望される方は、下のメールフォームをとおして、当ホームページの担当者に相談してください。 |
行事案内やニュースなどを不定期に追加・更新します。 時々覗いてみてください。 |
「中国人強制連行・強制労働と万人坑」の学習会をしませんか! 中国に現存する万人坑(人捨て場)と、万人坑から見えてくる中国人強制連行・強制労働について考えてみませんか! 「中国人強制連行・強制労働と万人坑」について事実を確認してみたい、学習会や集会をやってみたいと思われる方は、当ホームページ担当者に気軽に連絡・相談してください。日程や条件が折り合えばどこへでも出向き、話題と資料を提供し、できる限りの解説をします。仲間内の少人数の勉強会とか雑談会のような場でもよいですし、不特定の一般の方も参加していただく集会のような形式でもよいです。開催形式・要領は依頼者にお任せします。まずは当方に連絡していただき、進め方などを相談しましょう。 それで、謝礼などは一切不要ですが、資料の印刷と担当者の会場までの交通費実費だけは、依頼される方で負担してくださいね。 当方への連絡は、メールフォームまたは下記メール宛でお願いします。 ⇒ メールアドレス: |
【メールフォームのページへ】 |