阜新炭鉱万人坑(2) ⇒阜新炭鉱万人坑(1)…2009年訪問時記事 遼寧省阜新市. 阜新万人坑死難鉱工記念館(阜新新記念館) 阜新煤炭博物館(阜新炭鉱博物館)は、万人坑遺跡陳列館(資料館)が新設されるなど大規模な拡張・整備が行なわれ、新しい博物館=阜新万人坑死難鉱工記念館として2015年に竣工・開館している。 この阜新万人坑死難鉱工記念館に限らず、日本の侵略犯罪を象徴する万人坑に関わる記念館などが次々に拡張・整備されているのが中国の現状だ。甚大な被害をもたらした日本の侵略・加害責任を中国の人々は許すことはできるが、決して忘れない。悪意を持つ無責任な日本人が、歴史事実を改竄し日本の侵略犯罪を否定する妄言を繰り返すことが中国の人々を深く傷つけていることを、私たち日本人は真摯に反省する必要がある。 以下の写真は、2017年8月25日に阜新煤炭博物館=阜新新記念館を再訪した際に撮影したものである。 |
|
阜新記念館の張宝石館長ら 張宝石館長(左)と趙春芳前館長(中)が、李秉剛教授(右)と共に訪れた日本からの訪中団を歓迎してくれる。 |
阜新万人坑遺跡陳列館 2015年に新設された阜新万人坑遺跡陳列館(資料館)。従来の阜新煤炭博物館の正門の前に拡がる広大な区画に、この陳列館や庭園を含む広範な施設が新たに設営された。 |
万人坑遺跡陳列館内の展示室(一例) 「満州国」時代の写真や史料・遺物などが並ぶこのような展示室が幾部屋も開設されている。相当に大規模な陳列館(資料館)になっている。 | 阜新万人坑死難鉱工記念館の鳥瞰航空写真(展示写真) 写真右下部を左下から右上に向け斜めに通る一般道路に近い一画が、新記念館として拡張され2015年に竣工した区画。その新設区画の先(左側)に、従来の煤炭博物館の正門と中央広場があり、そこから、広くて長い階段を上がると巨大な記念碑に至る。 写真右上隅に見える建物は、万人坑発掘現場を保存する死難鉱工遺骨館。他のもう一カ所の万人坑発掘現場を保存する抗暴青工遺骨館は写真の左方(枠外)にあり、この鳥瞰航空写真では確認できない。 |
記念碑 記念館の敷地のほぼ中央部に位置する小高い丘の上に記念碑が建立されている。高さが20メートル近くある巨大な記念碑だ。 | 死難鉱工遺骨館 万人坑発掘現場を保存・保護するために建てられた建物。この死難鉱工遺骨館の中に、2カ所の万人坑発掘現場が保存されている。 |
死難鉱工遺骨館内の一番目の万人坑発掘現場(1) 2015年の改装で、熱帯植物園にある温室のようなガラスの部屋が新設され、完全な空調の中で遺骨が保護されるようになった。 | 死難鉱工遺骨館内の一番目の万人坑発掘現場(2) 万人坑発掘現場自体は従来と同じで、犠牲者の遺体が埋められた(発掘された)ときのままの状態で保存されている。 |
死難鉱工遺骨館内の一番目の万人坑発掘現場(3) | 死難鉱工遺骨館内の二番目の万人坑発掘現場(1) 一番目の発掘現場と同様に、2015年の改装で、熱帯植物園にある温室のようなガラスの部屋が新設され、完全な空調の中で遺骨が保護されるようになった。 |
死難鉱工遺骨館内の二番目の万人坑発掘現場(2) 一番目の発掘現場と同様に、万人坑発掘現場自体は従来と同じで、犠牲者の遺体が埋められた(発掘された)ときのままの状態で保存されている。 | 死難鉱工遺骨館内の二番目の万人坑発掘現場(3) |
抗暴青工遺骨館内の万人坑発掘現場(1) 抗暴青工遺骨館は、死難鉱工遺骨館からは少し離れた場所にある。死難鉱工遺骨館と同様にガラスの部屋が新設されている。抗暴青工遺骨館には資料室も併設されている。 | 抗暴青工遺骨館内の万人坑発掘現場(2) 万人坑発掘現場自体は従来と同じで、犠牲者の遺体が埋められた(発掘された)ときのままの状態で保存されている。 |
抗暴青工遺骨館内の万人坑発掘現場(3) 犠牲者の遺体が折り重なるように埋め(捨て)られた。 | 抗暴青工遺骨館内の万人坑発掘現場(4) 遺骨が何層にも重なっていることが分かる。 |
「 満 州 国 」 の 万 人 坑 内蒙古自治区 ハイラル要塞万人坑 黒龍江省 鶴崗炭鉱万人坑 鶏西炭鉱万人坑 東寧要塞万人坑 吉林省 豊満ダム万人坑 遼源炭鉱万人坑 石人血泪山万人坑 遼寧省 北票炭鉱万人坑 阜新炭鉱万人坑 本渓炭鉱鉄鉱万人坑 弓長嶺鉄鉱万人坑 大石橋マグネサイト鉱山万人坑 大石橋マグネサイト鉱山万人坑(2) 金州龍王廟万人坑 新賓北山万人坑 撫順炭鉱万人坑 旅順万忠墓 阜新炭鉱万人坑(2) 北票炭鉱万人坑(2) 平頂山惨案 河北省(旧熱河省) 承徳水泉溝万人坑 華 北 の 万 人 坑 河北省 宣化龍煙鉄鉱万人坑 潘家峪惨案 石家庄強制収容所 井陉炭鉱万人坑 山西省 大同炭鉱万人坑 大同炭鉱万人坑(2) 天津市 塘沽強制収容所 華 中 ・ 華 東 の 万 人 坑 安徽省 淮南炭鉱万人坑 江蘇省 南京江東門万人坑 南京上新河万人坑 南京普徳寺万人坑 南京東郊合葬地 上海市 銭家草惨案 華 南 の 万 人 坑 湖南省 廠窖惨案(廠窖大虐殺) 海南省 八所港万人坑 石碌鉄鉱万人坑 田独鉱山万人坑 陵水后石村万人坑 南丁(朝鮮村)千人坑 月塘村「三・二一惨案」 北岸郷「五百人碑」 付 録 : 朝 鮮 を 知 る 旅 朝鮮の人たちの日常 2014年 付 録 : 日中友好新聞連載記事 中国本土に現存する万人坑と強制労働現場を訪ねる 注意:無断引用・転載はお断りします。引用・転載などを希望される方は、下のメールフォームをとおして、当ホームページの担当者に相談してください。 |
行事案内やニュースなどを不定期に追加・更新します。 時々覗いてみてください。 |
「中国人強制連行・強制労働と万人坑」の学習会をしませんか! 中国に現存する万人坑(人捨て場)と、万人坑から見えてくる中国人強制連行・強制労働について考えてみませんか! 「中国人強制連行・強制労働と万人坑」について事実を確認してみたい、学習会や集会をやってみたいと思われる方は、当ホームページ担当者に気軽に連絡・相談してください。日程や条件が折り合えばどこへでも出向き、話題と資料を提供し、できる限りの解説をします。仲間内の少人数の勉強会とか雑談会のような場でもよいですし、不特定の一般の方も参加していただく集会のような形式でもよいです。開催形式・要領は依頼者にお任せします。まずは当方に連絡していただき、進め方などを相談しましょう。 それで、謝礼などは一切不要ですが、資料の印刷と担当者の会場までの交通費実費だけは、依頼される方で負担してくださいね。 当方への連絡は、メールフォームまたは下記メール宛でお願いします。 ⇒ メールアドレス: |
【メールフォームのページへ】 |