石家庄強制収容所 河北省石家庄市. 1939年に日本は、中国軍駐屯地であった石家庄南兵営に277アールの石門(石家庄の旧称)捕虜収容所を開設する。後に東兵営にも収容所は拡張された。そして、1941年に、捕虜収容所から労働者教習所に名称を変更し、さらに1944年には労働者訓練所と改称し、華北労工協会が直接管理した。 石門(石家庄)収容所は、中国各地と日本へ労工を送り出す拠点となり、旗の掲揚式、反動スローガンの復唱、歌唱など植民地教育や帰順教育を収容者に対し行なった。また、収容所周辺の工場・倉庫・駅・軍事基地・飛行場・兵営などで過酷な労役を課した。 石門収容所には常時3000人以上が、最も多い時期には1万人もが収容され、1939年から1945年までの6年間に収容された中国人軍民は5万人余になる。その内の2万人が収容所で死亡し、収容所から1キロほど離れたところに埋められ石家庄強制収容所万人坑が形成された。 かつての南兵営跡は石家庄市平安公園として整備され、1995年に園内に石家庄強制収容所殉難同胞記念碑が建立された。 写真:2013年9月28日撮影 . |
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2013年「万人坑を知る旅」訪問地 2013年9月23日に上海から山西省大同市に入った訪中団は、山西省と河北省と天津市にある万人坑など日本による侵略加害の地を訪ねた。 |
石家庄市平安公園 石門(石家庄)強制収容所が設営された南兵営跡は平安公園として整備され、石家庄市民の憩いの場となっている。 |
石家庄強制収容所殉難同胞記念碑 石家庄市平安公園の園内に1995年に建立された石家庄強制収容所殉難同胞記念碑。かつてこの地に設営された強制収容所で2万人の中国人が死亡している。 | 犠牲者追悼式 石家庄強制収容所殉難同胞記念碑の前で、「万人坑を知る旅」訪中団が犠牲者追悼式を行なう。 |
李秉剛氏と何天義氏 遼寧政治経済学院元教授の李秉剛氏(左)と中国抗日戦争史学会常務理事の何天義氏。石家庄強制収容所殉難同胞記念碑の前にて。 | 強制連行被害者・王躍清氏 王躍清氏(右)は1927年生まれ。1943年末に日本軍に捕まえられ、石家庄強制収容所に半年くらい収容される。1944年に日本に連行され、熊本県のヨツヤマ炭鉱で日本の敗戦まで強制労働させられた。王氏の左は何天義氏。 |
石家庄集中営(強制収容所)で訓話を受けるのを待っている労工 【李秉剛教授(北京)提供写真:何天義編『日本軍銃剣
下の中国労工』第一巻『石家庄集中営』から転載】 | 1944年、石家庄集中営(強制収容所)の労工が日本軍により駅(鉄道)に護送される。そのあと、汽車で別の地に送られる。 【李秉剛教授(北京)提供写真:何天義編『日本軍銃剣
下の中国労工』第一巻『石家庄集中営』から転載】 |
1994年10月、石家庄集中営万人坑で工事が行なわれたときに掘り出された遺骨 【李秉剛教授(北京)提供写真】
| 【李秉剛教授(北京)提供写真】
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